【早稲田卒の考察】大学生はFXに向いているのか考えてみる
こんにちは。 ひがし です。
今回は、『大学生はFXに向いているか?』
について書いていきます。
圧倒的オススメは、過去相場分析です。
会社員と大学生
以前、「投資は誰でもいつでもできる」という考察記事を書きました。
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fx-couple-no-susume.hatenablog.com
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無料ではじめられる「デモトレード」というサービスを使って、どんな資金量からでも、あるいは限られた取引時間でも始められるように、まずはデモで経験を積むという始め方をご紹介しました。
FXを始められる方の層はかなり広いと思いますが、中でも多いのは私のような会社員と、大学生ではないでしょうか。
一般的に、会社員と大学生は「時間」と「資金」という二つの軸において対極の関係にあるといえます。資金はそれなりに確保できたけど、投資に割く時間がないというのが会社員。一方で、時間は持てあますほどあるけど資金がないというのが大学生。あくまで一般的な話ですが。
私のトレードの様子はこうしてブログを通して発信できているので、ある程度は読者のみなさまにも伝わっていると思いますが、大学生でFXはじめようか迷っている、適性があるか分からないという人はどうしたらよいのだろう。実体験を書けるわけではないのでアレですが、大学生とトレード両方を経験した身として考察してみることにします。
<本題>大学生はFXに向いているのか考えてみる
結論を先に書いてしまうと、私は向いていると思います。
冒頭で書いた通り、中でもオススメなのが過去相場を分析することです。
なぜこのような結論に至ったのか、根拠を書いていきます。
強みと弱みから「経験を積む時間」であることは明らか
まず最初にサラッと書いた投資において重要な二つの要素「時間」と「資金」から考えてみましょう。やはり大学生の場合、時間はあっても資金がないというのが一般的でしょう。仮にバイトをしていたとしても、その比較対象が会社員となると、相場の世界では少ない部類に入ると思います。資金が少ないと、資金管理の重要度がより高まります。裏を返せば、退場などの大きな損失を被るリスクが高いということです。これが明らかな弱みです。
一方で、時間は専業トレーダー並みにあります。これは大きな強みであるといえます。私の場合、当時は体育会生だったので他の学生に比べるとフリーの時間は少なかったですが、それでも退屈な講義や移動時間、オフの日など、勉強するための十分な時間がありました。順調に単位を取得できている人であれば、学年が上がるにつれて講義が一つもない「全休」の日も出てくるでしょう。
また会社員を経験した今だからこそ感じる利点としては、心にゆとりがあることも挙げられます。人さまに迷惑さえかけなければ、何をするのも自分の自由ですから。気楽です。
以上を踏まえると、大学生のFXは基本的に「経験を積む期間」であることは明らかだといえます。相場について参考書やネットから勉強するのはまさに経験にあたります。また、資金管理という観点で、0.01枚など本当に少ない取引数量からトレードを始めてみるというのも経験の一つです。そこで勝ち方を学んでおいて、資金ができたら手法はそのままに、取引数量だけ上げれば...ということになりますから。
「目的」を明確にしよう
これを「あるべき論」として、大学生本人の立場になってみると、始めるにあたって「目的」を明確にする必要があります。
想定するに、二パターンに分類できるはずです。一つが、少ない資金で大きな利益を在学中にでも生み出したいという人。そして二パターン目に、経験を積んで将来的に余剰資金が確保できたら、大きな利益を生み出したいという人。
どちらが「あるべき」かという話はすでにしてきたので、そうではなくて仮に一つ目がパッと思い浮かんだ人でも、改めて考えてみるということを提案します。
つまりここで目的を明確にするということは、目的の軌道修正を意味します。投資に興味をもって何かをはじめたいというモチベーションを、どの目的に向かって燃やすかは非常に重要になるので、論理的に考えることが必要になります。
心のゆとりを活かしながら、良い方向へ軌道修正することができれば、経験の密度も濃くなるはずです。
逆に、前者のパターンで始める場合、ギャンブルトレードが増えたり、資金管理が不十分になったり、不要なリスクを抱えてしまうかもしれないため、注意が必要です。
圧倒的オススメは「過去相場分析」
目的の整理がついたら、実際にトレードの世界へ足を踏み入れてみることになります。参考書を読んだり、ネットで調べたり、いきなりトレードをしたり、デモトレードをしたり、踏み入れ方にも様々あります。本当の第一歩は正直、リスクさえなければなんでも良いかなと思います。例えば、いきなりトレードは自分の資金が目に見えてマイナスになるというリスクがあるのであまりオススメできません。それ以外の参考書やネット、デモトレードなど値動きに対してノーリスクなものであれば、何でも良いと思います。自分の性格にあった形で基礎の「キ」を学びましょう。
それを学び終えたら圧倒的にオススメなのが、過去相場分析です。
オススメする理由は二つあります。一つ目に、ボーっと値動きを見続けるだけにならないからです。一通り勉強を終えてから、次のステップとしてとりあえず相場を見てみるという人が多いと思います。その時に、私もよくあるのですが、必死でエントリーポイントを探してみてもよくわからずに、結果的にただ値動きを眺め続けるだけになりがちです。値動きなんて所詮は線ですから、目で追っているだけだと眠くなってきて、もう何が何だか、という感じになってきます。デモトレードでガツガツトレードをしてみるというのも良いですが、根拠の無いエントリーが増えがちで、闇雲にやっても次に活かすことができません。
それならばいっそのこと、値動きの今を追うことはやめて、過去に法則を見出すことのほうが価値があるのでは、と思うのです。
二つ目に、エントリー根拠の後ろ盾として強力だからです。以前「検証」というテーマで過去相場を分析することの重要性について記事を書きました。
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エントリー、利確、損切りというトレードにおける三つの重要なポイントは、常に自分との戦いでもあります。自分にどれだけ自信があるか。これによって、ポジションの”握力”が決まり、トレードルール通りのトレードができるかが決まります。
その自信を深めるための大きな要素として、過去実績分析はかなり強力です。実際に分析をはじめた私が言うのだから間違いないです。「こう動くのは独断じゃなくて、過去の相場が語ってるから」という根拠が本当に心強いのです。
もちろん、あくまで過去は過去にすぎないので、時には過去の動き通りにいかないことだってあります。それでも、自信をもってポジションを持てた、損切ができたということが大きな成果として得られますし、その動きを分析の一つとして取り入れることができます。
ボーっとただ値動きを目で追って眠くなったり、根拠の無いエントリーでリスクを増やしたりするぐらいなら、難しくても必ず活きてくる過去相場分析をしよう
終わりに:モチベーションと心のゆとりを最大活用するのが最強
ここまで、将来に向けて大学生の間はとにかく効率的に経験を積もうという主旨で書いてきましたが、重要なのはモチベーションと心のゆとり、この二つだと思っています。
私が大学生にFXが向いていると考える理由でもあります。
結局、トレードで利益をあげる道のりに正解はないのだと思います。退場しても、運で大儲けしても、何十時間かけて分析しても、敗ける人は敗けるし、勝つ人は勝つ。
そういう意味では、どんな道を通っても、大いなるモチベーションで相場という戦場に挑み続けた人が、勝利をもぎとっているのかもしれません。この記事では、大学生が持つ二つの強みを活かして、かつモチベーションが真っ白になるまで燃やし尽くされないように、なるべくリスクを避けるルートを考察し、オススメしてきました。
本当の意味では、その適度なゆとりと、大きなモチベーションを自分なりのやり方で最大活用することができれば、それがあなたにとって最高のルートになるはずです。楽しんで、ゆるく。