【早稲田卒の考察】「FX初心者の9割が1年以内に撤退する」のは難しさのせいだけじゃない
こんにちは。 ひがし です。
今回は、FXについて調べたことがある人なら一度は目にしたことがある
『FX初心者の9割が1年以内に撤退する』について考察します。
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<目次>
● FXについて調べたら必ずでてくる「初心者生存率1割」
FXについてネットで調べたことがある人なら、
一度は目にしたことがあるだろう統計。
それが「初心者の9割が1年以内に撤退する」というものです。
私もFXに興味を持ち始め、いろいろと調べまわっていたときに
こうした記事を読んで、とても不安になりました。
ただ私は痛い目に実際にあってみないとわからないタイプなので、
そのまま勉強を継続して、今に至っています。
中には「やっぱりFXってあぶないんだ」と
トライすることをやめた人もいらっしゃると思います。
● 実体験にもとづき考察します
今回は、そんな記事を読んで不安になっている方、
これからFXをはじめようと思っている方向けに
実際にトレードをはじめたライターが
実体験にもとづいた考察をしていきます。
初めにご注意いただきたいのは、
これからする考察は「9割」や「1割」といった割合の
確からしさを考察するものではありません。
それは統計プロのお仕事なので、
ここでは、「なぜそこまで多くの人が撤退するといわれるか」
についてを掘り下げて考察していきます。
・分母:他投資と比べて参加ハードルが低い
割合には「分母」と「分子」がありますが、
「分母」から考えてみましょう。
不動産投資や株式投資などの他投資と比較したときの
FXの特徴のひとつとして、
「参加ハードルが低い」ことがあげられます。
これは、一般的な人がイメージする
必要資金のハードルに依存するものです。
平たく言うと「少額からはじめられて取っつきやすい」
ということです。
・分子:ふたを開けてみると難しい
ところが、こうして「とりあえずはじめてみる人」を
勝たせ続けてくれるほど、FXの世界は甘くありません。
これが「分子」について考える入り口です。
証拠金に見合わないトレードで一時的に利益をあげて
味を占めた人がいたとしても、
トレードルールの開発や分析がなければ、
すぐにその利益をふいにすることでしょう。
気軽にはじめてみたはいいものの、
「ふたを開けてみると難しい」ということが
分子が少なくなる主要因と考えられます。
・<本題>分子:そもそも適正がある人は限られている
さて、ここからが今回記事として書きたかったことの本題となります。
ここまでの話は「簡単にはじめられるけど実際は難しい」という
他の何にでもあてはめられる当然のロジックでした。
おそらく、みなさんの想像の範疇をでないでしょう。
私が実際にトレードをしてみて、考えたこと。
それは、「そもそもFXに適正がある人は限られている」ということです。
もちろん、前段に書いた通りFXトレードというのは
とても難しいものです。世界中でトレードしている人たちや
日々流れるニュースの動向を見ながら、通貨ペアごとに
「どちらの通貨に価値があるか」を判断しなければなりません。
ですがそれ以上に難しいと感じるのは、
「自分の感情をコントロールすること」です。
たいていの人は、トレードをはじめるときに
「楽してお金を稼ぎたい」だとか「副業としての収入が欲しい」とか
一定量の利益を求めているわけです。
一方で、以前の記事でも書いた通り
トレードにおいて求められることは、
トレードルールを構築し、そのルールを分析・修正しつづけること
になります。
↓↓↓
fx-couple-no-susume.hatenablog.com
↑↑↑
つまり、「稼ぎたい」という一時の感情に流されることなく、
ただ淡々と自分で決めたルールを遵守し続けられる人が
トレードの世界で有意義な戦いができるのです。
こうしてみると、「分母」として入ってくる人たちと、
「分子」としてFXの世界で戦える人たちの条件に
矛盾ともいえるほどの大きなギャップがあることが分かります。
また私の考えでは、
こうしたギャップのある状況下であっても
ルールを遵守し分析できる人というのはごくわずかです。
この難しさは、基本的には自制心や自律心といった領域ではなく、
培われた性格に依存する領域にまで及ぶと
私は考えています。
つまり、勉強量や充当する時間の量などにかかわらず、
いわば先天的にその適正というのが決まっている部分が
それなりにあると考察します。
● まとめ:でも結局「やってみないとわからない」
以上が、「FX初心者の9割が1年以内に撤退する」という
通説に対する実際にトレードをしてみた私の考察です。
ところで、最終的には「自分に適正があるかどうか」を
みなさん自らが判断することになりますが、
それはどのようにして判断できるのでしょう。
答えはひとつで「自らやってみる」ことです。
やってみるためには、何もはじめからリアルマネーで
トレードをする必要はなく、各社が提供するデモトレードを
使うことができます。
たいていの人はここで、
自分の適性についてある程度判断できるはずです。
重要なのは、ノーリスクでお試しできる環境があるので
その手間を惜しまないことです。
私は、こうした「手間を惜しまないことの積み重ね」が
大きな行動と決断、そして将来的な大きな成果を
もたらしてくれると信じています。
FXに適正がなかったら、ほかに適正があることを探すのみです!
みなさんも、小さな一歩からはじめてみませんか。