【社会人あるある】「やりたい仕事ってなに?」
こんにちは。 れいか です。
この記事では、社会人が一度は抱えるであろう悩み・疑問の一つ『やりたい仕事』について再考します。
毎日上司に怒られ、残業も多い。昔はそれなりに高い志をもって仕事に取り組んでいたはずなのに、全くそんな風に考えられなくなってしまった。
もっと楽しく、一生懸命になれる仕事をしたい。
だけど、いざ転職してみようにも自分が満足する「やりたい仕事」が何なのか見当もつかない。どうしたらいいの?
こんな風に考えたことがある方は、ぜひ読んでみてください。
「好き」を仕事にできるのは3割
好きなことを仕事にしている人の割合は、「30%程度」といわれています。
あなたはこれを多いと思いますか?少ないと思いますか?
私、れいかの「金融系企業かつ若手社員層」という環境では仕事が好きだ!と感じているという話はほぼ耳にしないので、この割合は多いと感じました。
ただ、仕事の職種や年代によっても仕事に対する満足度というのは変化するので、「30%程度」という数値の大小について議論するつもりはありません。
この情報から読み取れるのは、社会人の7割は「好き」を理由 に今の仕事をしているわけではない、ということです。
では、どうやって仕事を選べばよいのでしょうか。
一緒にあなたの仕事観について再考してみませんか?
やりたい仕事を再考する
仕事の数はこの世の中に山ほどあります。
求人サイトに登録すれば、何万件という求人情報にヒットします。
これだけの仕事があるなら自分にぴったりの仕事が一つはあるのではないか、というかむしろこの中に一つもぴったりの仕事がなかったら社会不適合なのではないか、と疑うほどに多々あります。
しかし、選択肢が多すぎるからこそ人は悩むのです。
自分の身は1つなので、フルタイム勤務を希望するなら仕事は1つに絞らなければなりません。
誰しもが、今できる仕事の数が100あるとしたとき、自分にとってベストな1つを選ぶために、「100から1へ減らす」作業をします。
あなたはどうやって「1=(今の仕事)」を選びましたか?また、その選び抜いた1つの仕事がベストであると感じられていますか?
私の考える「1つの仕事」を選び抜く方法をお伝えします。
多数の仕事の中から「1つ」を選ぶ
STEP1:自分の軸となる性格を知る
自分はどんな人間なのか、今一度じっくり考えてみてください。
どんな性格で、どんな価値観を持っていて、どんな時に喜び、怒り、悲しむのか。ネットで検索するとすぐでてくる「性格診断」などを活用するのもよいと思います。
大事なことは、自分という人間を客観的に評価し、見極めることです。
「働く人」を対象としたこの記事を読んでくださっている方は、少なくとも20年以上の人生経験があるかたばかりでしょう。
これは私の持論ですが、20年も生きてきた人間の性格はそう簡単には変わりません。
別に悲しいことや諦めるべきことと言うつもりはありません。過ごしてきた環境の中で様々な経験をするうちに少しづつ培われてきた「あなた」という人間性なのだから、ちょっとやそっとの出来事でその何十年の歴史を覆して大きく変えることなんてできないと思うのです。
だからこそ自分の人間性を認めて、自分の「軸」となる考え方を自覚して、その軸に見合った仕事を探すのが大切です。
挑戦する気持ちをもつのは素敵なことですが、自分の価値観と全く当てはまらない業種に手を伸ばすことはすごく険しく苦しい道になってしまうと思うから。
STEP2:譲れない条件を決める
隣の芝は青いとよく言いますが、学生時代の友達と話していると、友達の就職先の方がすごくいいところのように感じることが多々あります。給料が良い、仕事にやりがいをもっている、など。
しかしそれは、都合のいい側面を見ているに過ぎません。誰しもにとって楽な仕事なんてこの世に存在しないからです。きっとその友達は私の知らないところで苦労し、努力しているのでしょう。
どんな仕事にも、自分にとって「良い面」と「悪い面」があります。
「良い面」ばかりを妄信して、いざ仕事を始めてみたら「こんなつもりじゃなかった」なんてことが起きないよう、給与・福利厚生・勤務時間・勤務内容など多角的に両面を見定めることが大切です。
ただしそれは、1つの仕事を選んだあとにじっくりと考えること。
多数の仕事の中から絞り込みをするときには、「譲れない明確な条件」を定めることが重要です。
≪条件例≫
・一人暮らしだから最低でも手取り25万は欲しい
・子育てをしながら仕事をしたいから働くママを推進している会社が良い
・実家を離れることができないから、家から通える距離がいい
条件は人それぞれですが、明確であればあるほど良いと思います。
条件が複数思いつく場合は、条件ごとの優先順位を決めましょう。
他人からしてみたらそんなに重要でないことも、自分にとっては絶対に譲れないと言える条件を持っていると、自分の選択に対して納得感が得られます。
後になって他人の仕事と自分の仕事を比較したときも、「自分はこの条件を満たす仕事でなければならなかった」という理由があるだけで、客観的な視点で評価を下すことができます。
仕事の数を拡張する
ここまでの記事を読んでいただき、「あれ、自分の今の仕事って意外と条件を満たしているのかも」とか、「辞めたいと思っているけど、もっといい条件を満たしてくれる会社って実は多くないかも」なんて感じた人もいるのではないでしょうか。
あなたが一度はきちんと考えて選択をした会社で今働いているのであれば、自分の条件とあまりにもかけ離れているなんてケースは少ないと思います。
でも、そこであまり落ち込まないでほしいのです。
今の自分の会社よりも、より良い条件を満たしてくれる仕事がぱっと思いつかないのであれば次のステップに進んでください。
「やりたい仕事を再考する」上での前提として「今あなたができる仕事が100あるとしたとき、どうやって1つを選ぶか」という話をしました。
100の仕事の中にベストな答えがないのであれば、100よりもできる仕事を増やす作業をするのが次のステップになります。
STEP3:自分が知らない仕事を探す
お恥ずかしい話、私は1年前まで株式投資とFXの違いさえ理解していませんでした。ましてや、FXの専業トレーダーなんて生き方があるなんて聞いたこともなかったのです。
でも事実、FXの専業トレーダーとしてお金を稼ぎ、暮らしている人はいます。
あなたが知らない生き方、お金の稼ぎ方、そして仕事というのはまだまだ社会にはたくさんあるのではないでしょうか。
Youtuberのような数十年前には誰しもが想像しなかった仕事を生み出す必要はありません。今まで全く興味をもたなかった分野に関心を向け、ネット様の力を借りてちょっと調べるだけで、新しい仕事を探すことは可能だと思うのです。
そのためにも、普段なら読まない新聞記事のコーナーをじっくりと読んでみたり、図書館や本屋をぐるりと一周してみるのも有効です。
知らない仕事を探すには、「好奇心を高めること」が一番の近道なのです。
STEP4:「できる」仕事を増やす
知っている仕事を増やすほかに、単純に自分が「できる」仕事を増やすことでも選択肢は広がります。
つまり、勉強と挑戦。
FXなんてギャンブルだ、と言われることも多いですが、それは何も勉強せずに始めて、いきなり大金を投資して、大損失を抱えた人が一定数いるからです。
社会の噂に対し疑問をもち、真剣に学べばFXを生業にすることもできるかもしれない、と私たちFXカップルはFXの勉強に取り組み始めました。
もちろんFXじゃなくても構いません。公認会計士や税理士、美容師やネイリストなども同じです。資格を有していないと就けない職業に興味をもったのであれば、資格取得の勉強をすべき、ということです。
現在の仕事に加えて他の勉強なんてしたくてもできない、と感じる方もいるかもしれません。その場合は、「なぜこの知識・スキルを手に入れたいのか」をよく考え、自分の時間の使い方に優先順位をつけましょう。
今この瞬間は忙しくなったとしても、明るい未来につながる目標をもって努力することは苦痛にはならないはず。
「やりたい仕事」は個人の価値観で変わる
ここまでで述べた仕事という選択肢の「絞り方」「広げ方」から、自身のやりたい仕事を見つけるきざしは生まれたでしょうか。
「やりたい仕事」は個々の価値観や環境によって変化するもので、一律した基準があるわけではありません。そのため本文も抽象的な話が多くなってしまいましたが、要は自分が自分の仕事に対して納得できるかどうか、だと思います。そのため、自分との対話が一番重要になってきます。
私自身は就職活動のときにSTEP1・2はやりきった上で現在の仕事に就いていますので、今は「仕事の拡張」のために日々勉強中です。
私たちFXカップルもまだまだ「やりたい仕事」を模索している最中ですが、同じように悩んでいる人たちが前に進む一助になれば嬉しいです。