【FX】クリスマス明けから元旦までの値動きが分からないから過去実績を調べてみた
こんにちは。 ひがし です。
今回は、『12月26日~12月31日の値動きの過去実績』
について書いていきます。
過去3年実績を個人的にリサーチしてみたのでシェアします。
クリスマスが明けたら...?
クリスマス、お疲れ様でした。
この世のすべてのサンタクロースと、祝い事という一大イベントを
無事に終えたカップル・夫婦、全力はしゃぎ散らかした子供たち、
街のまぶしい賑わいに不要に心を傷めつけられた独り。
全ての方に労いの言葉を贈りたいです。
さて、本題の為替相場の話に入ると
以前の記事で
『クリスマスから年末年始にかけては相場が閑散期に入る』
ということを書きました。
↓↓↓
fx-couple-no-susume.hatenablog.com
↑↑↑
実際、昨日のドル円相場ではほとんど値動きがないことに加えて
それが「スプレッドの拡大」です。
たいていの取引会社は「原則」固定pipsでスプレッドを敷いていますが、
上記のように流動性が低いときなどの「例外」があります。
私が利用しているGMOでは、平時スプレッドが0.2pipsに対して、
昨日は約2pipsと10倍にまでスプレッドが拡大しました。
「閑散期」ってずっとこのレベル?
スプレッドの拡大自体はそこまで珍しいことではなく、
トレード歴約3か月(2019/12/26記事執筆時)の私でも
初めてのことではありませんでした。
東京時間の早朝で明らかにトレーダーが少ないであろう時間帯には
ちょくちょく見かけることがありました。
ただ、10倍はさすがに初見でした...ほんとに閑散期じゃん。
自分の目でここまでの閑散期を見てしまうと、こう思ったのです。
「このレベルの閑散期が年末までずっと続くの?」
前提として相場は生き物なので、その時にならないと何が起きるかは
誰にも分かりません。ですが幸いなことにその代替策として、
私たちトレーダーは過去から学ぶことができます。
いくつかのキーワードで検索してみたのですが、
私が観たい情報が網羅されているサイトが見当たらなかったので
自分で実際に調べてみた情報をみなさんとシェアします。
<本題>クリスマス明けから元旦までの過去実績を調べてみた
調べたこと
はじめに「何を調べたのか」を明確にします。
これは主観的に私が知りたいことに基づいて策定しています。
以下が調査内容になります。
・調査期間
直近過去3年(2018年・2017年・2016年)の
12月26日から12月31日(※)
(※土日など相場の休みに応じて変動)
・調査内容
対象期間内のドル円相場における
(1)最高値
(2)最低値
(3)値動き幅 =(1)と(2)の差分
(4)主要経済ニュース
まず、各社のスプレッド履歴のようなものが見当たらなかったので
スプレッドの変遷を直接追うことはできませんでした。
そこで「値動き幅」を「流動性を測る一要素」と捉えて
2019年12月25日の値動き幅と比較することで代替します。
もちろん、値動き幅と流動性はイコールの関係ではなく
スプレッドは時間帯によって変動するため、
あくまで見通しを立てることを目的としていること
にご留意ください。
ちなみに主要経済ニュースを観る理由は
「相場が動く材料がどれだけあったのかを知るため」です。
休業ムードとはいえ、相場を揺るがす大ニュースがあれば
トレーダーたちは飛び上がって、その時だけでも画面とにらめっこを
始めるはずです。そうした材料が必然的にトレードせざるを得ない状況
を作っている可能性もあるよね、ということです。
説明はこのくらいにして、結果をご覧ください。
【2018年】12月26日~12月31日の値動き
年明けのフラッシュクラッシュが記憶に新しい2018年の年末ですが、
クリスマス明けから年末にかけても大きな値動きがあることが分かります。
12/29、30が土日のため対象日数が4日ですが、
1.8円もの値動きがあります。
主なニュースとしては相場の主役であるアメリカ関連の大きなニュースが
多いことが分かります。個人的には相場を動かす材料がかなり多く、
トレーダーたちはオチオチ休めなかったのでは、という印象です。
米中貿易摩擦問題に関しては今年も無事引きずっているので、
注目材料になりそうですね。
【2017年】12月26日~12月31日の値動き
2017年はトランプ政権が誕生し、方針を強く打ち出すこととなりました。
金融政策をある程度触れ終えたアメリカは、次年度に向けて
インフラ面をはじめとする予算案の見直しに取り掛かろうとする
タイミングで、警戒感が強まっていたことがうかがえます。
ただ、対象の4日間に絞ってみると、単日の相場に大きな影響を
与えるようなビッグニュースはありません。
こうして見ると、年末に向けてポジション整理のための
「純粋なポジション売買」と判断してよいかもしれません。
【2016年】12月26日~12月31日の値動き
2016年はトランプ政権が翌年1月より誕生することを受け、
警戒感の強い相場であったようです。
主要経済ニュースにも「期待」や「警戒」などトレーダー心理に
基づく材料が多いです。
2017年と同様に、単日の材料に基づくトレードというよりは、
トレンドに基づく売買が行われていたと判断できます。
まとめ:材料がなければ年末前の2日間に注目
数字だけを整理したものを表にまとめてみました。
最直近の2018年はクリスマス直後の26日から
様々なニュースがあり、タイムリーに相場を動かす大きな材料と
なっていました。
一方で、2017年・2016年の二年はトレンドこそあるものの
18年のようなタイムリーなニュースはありませんでした。
冒頭に書いた通り、「今年何が起きるか」は全く予想のしようもない
ことです。が、仮にこのまま大きなニュースがなければ
参考になるのは17年・16年のほうになるはずです。
改めて二つのチャートを見てみると、
年末前2日間に共通して大きめな値動きがあることが分かります。
(日ごろの値動きと比べるとあくまで「大きめ」ではありますが...)
基本的には、トレンド方向にのっとったポジション整理の動き
に見られるため、頭に入れておいて損はないはずです。
それ以外の日は値動きが小さいためスプレッドも警戒
一方で、それ以外の日は値動きもかなり小さく
「まさに閑散期」といったような感じなので、
時間帯によってスプレッドも警戒する必要があるかもしれません。
私はNY時間など比較的活発な時間をメインで見ようと思います!
最後に
いかがでしょうか?
半分自分自身のためのリサーチですが、新しい試みとして
みなさんへもシェアしてみます。
少しでも参考になるものがあれば幸いです!
最後に念のためご注意いただきたいのですが、
第一に、これはあくまで個人の予想になります。
取捨選択して適宜ご活用ください!
第二に、値動き幅=流動性ではないです。
あくまで一指標として観測したものになるので、
流動性を一意に測ることはできないという大前提をお忘れなく...