【早稲田卒トレーダーの考察】FXチャートは見続けるべきなのか?
こんにちは。 ひがし です。
今回は、『FXチャートは見続けるべきかについての考察』
について書いていきます。
チャートが気になって夜も眠れないという方、必見です。
私も「相場見続けちゃう病」です
エントリーしてから、相場の値動きが気になってスマホに釘付けになっちゃう...。
Aさんと同じ悩みを抱えているという方、多いのではないでしょうか。
かくいう私もそうです。何かしらの根拠をもって、これなら勝てるという一定の確信のもとでエントリーしたはずなのに、ボタンを押した途端にとにかく不安に。想定通りに動いているか、心配で心配で仕方なくなってチャートばかりに目を奪われてしまう。
単純に画面を見続けるだけであれば、特に支障もなく良いです。しかし、そわそわして他のことに手がつかなかったり、緊張でお腹なかが痛くなったりといった、悪影響が出始めるという方も少なくないはずです。こうなってくると、心身によろしくなく何か手を打たねばと思います。
私はこの流れで、真剣にこの「そもそもチャートって見れる限り見続けていたほうが良いの?」という疑問について、自分なりに考察してみました。そして、論理的な結論を導いて、徐々にですが改善できています。
というわけで今回は、私と同じように「相場見続けちゃう病」に悩まされるみなさまに向けて、個人的な考察を語らせてもらおうと思います。改善のためのヒントが一つはあるはずです!
<本題>FXチャートは見続けるべきなのか?
前提.エントリー根拠は十分か?
「相場見続けちゃう病の改善」を目的として本題を考察するのであれば、この前提を欠かすことはできません。エントリー前は自信満々だったのに、いざエントリー後はソワソワしてしまう。この原因の一つには、エントリー根拠の確認不足があげられるのではないかと私は考えました。
ノーポジの状態から、エントリー方向(買いor売り)を決めて、意気込んで相場を見始めると、つい今が絶好のエントリータイミングかのように見えてきますよね。絶好とまでは言わずとも、「今入るならどっちか?」という見方をしがちなのではないでしょうか。
実際は、ニュースひとつでトレンド転換が起こりうるのが相場の世界です。小銭を稼ごうと思ったエントリーが、一日の利益を食いつぶすほどの損を生み出すこともあります。これもまた、よく言われるところの”プロスペクト理論”なのかもしれませんが、私たちは、ついこうして相場を自分の良いようにとらえがちです。
昨日に公開した『私のトレードルール』の中で、エントリーは勝敗を決める最も重要な局面であると書きました。そのため本来は、「ここまで来たらさすがに勝てる」ぐらいの引き付けが必要で、慎重さが求められます。
「エントリー根拠はそれで十分か?さすがに勝てる領域か?」と、どれだけ自分に言い聞かせられるか。エントリー前から、克服のチャンスはあるはずです。
考察1.どの時間足がエントリーの決め手か?
エントリーのときに、必ず「決め手となる時間足」があるはずです。あなたがまさにエントリーボタンを押したそのときの時間足。あるいは、「この値まできたらエントリーだ」と判断したときに見ていた時間足。これらが決め手となる時間足です。
私の持論では、この時間足がチャート観察において非常に重要な意味を持ちます。例えば、一時間足をもとにエントリーを決めたとしましょう。そうすると、本当に当然のことですが、一時間に一本しかローソク足は完成しません。あなたがその一時間のうちに何度チャートを見たとしても、一時間に一本。これは変わらないのです。
つまり、自分が思い描いた展開は、決め手となる時間足の単位でしか進みません。この事実を受け容れられなければ、足が完成する途中の不適切なタイミングで決済をしてしまったり、不要な心配を抱くことになってしまうと私は考えます。
こうしたローソク足チャートの、「当然だけど実は重要な事実」については以下の記事でもまとめています!怖い話みたいなアイキャッチになっています。ご興味があればぜひ。
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fx-couple-no-susume.hatenablog.com
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考察2.トレードのスタイルは「流れに合わせる派」か「事前に準備する派」か?
SNSを通じて、他の方のトレードスタイルを見ていると、大きくこの二つに分類できるように感じています。トップの方々は掛け合わせてやられているのだと思いますが...。たいていの方はどちらかに傾いているはずです。
一つは「流れに合わせる派」。これは、自分で値動き予測等はせずに、その日のトレンドや値動きに合わせてエントリータイミングを探すというスタイルです。流れに身を任せるというイメージです。
一方で「事前に準備する派」は、「いくらは買い」「いくらは売り」とざっくり価格帯ごとに「定量的に」売りか買いかを事前に準備します。準備の材料は、過去の値動きがメインで、オシレーターを駆使したテクニカル分析もその一つです。
トップの方々は掛け合わせてやっているはず...と書きましたが、もしかしたら多くの方がどちらの要素も取り入れながらトレードをしているかもしれません。その場合、どちらの要素が強いかという強弱によって判断する必要があります。
すでにお分かりの方もいるかもしれませんが、「事前に準備する派」のほうが理論的にはチャートを見る時間は少ないはずです。極端な話、エントリー値、利確値、損切り値を決めて注文指値、決済指値を入れておけば済みますから。つまりこの事前準備要素を手法に取り入れられるほど、チャート釘付けタイムからは解放されるのではないか、というのが私の考えです。
事実、私のトレードルールの中にはこの事前準備ルールが組み込まれており、一日のはじめに必ず目星をつけるようにしています。
考察3.トレードに優先事項をつけてみる
私の場合、勝率を最優先事項としたトレードを常に心がけています。勝率以外にも、獲得Pips、保有時間、損益などなど、人によって優先事項は異なるはずです。私は、これをきっちりと整理することが、チャート観察時間に良い影響を与えるのではないかと考えました。
例えば、損益を最優先にする人であればロット数を決めてエントリーした時点で、逆算で何Pips必要かが確定します。もっと言えば、「このエントリーで〇Pips稼げるはず」という意識があるはずです。もしそこで「いくらでも良いからプラスをつくりたい」という意識しかないのであれば、前提に戻ってエントリー根拠を再確認する必要があると思います。
さらにもう一つ、トレードルールというほどでもなく、スタイルとして私が採用しているのが「日をまたがないトレード」です。寝ている間に何かあったらどうしよう...という見えない不安がチャートにしがみつかせてくる恐れがあります。それを避けるために、日をまたぎそうになったらキリの良いところで手じまいする、持ち越しそうな時間足でエントリーはしない、といったことを心がけています。
このように優先事項に応じて、チャートの値動きにあわせた対処というよりはむしろ、「最優先事項を達成するための逆算」でエントリーすることも改善につながるのではないでしょうか。
終わりに:心身の健康はトレードの「最低限」
いかがでしたでしょうか。前提を含めて計4つ、私の考察を公開してみました。
チャートを見続けることは、特に兼業トレーダーにとってハイリスクハイリターンであると私は思っています。なぜなら、「エントリーへの応急処置」と「心身の健康」を天秤にかけているからです。
主要通貨ペアの値動きのメインは私たちが本来であれば眠るべき深夜の時間帯にあります。冒頭で「ただ眺めるだけであれば特に支障はない」と書きましたが、もしあなたにとって必要なはずの睡眠時間を割いて観察を行う場合、それは大きな支障です。
身をもって体感しているのですが、心身の健康はトレードの「最低限」です。そもそも心身が健康な状態になければ、振り返って「なんでこのタイミングでエントリー/決済した?」という訳のわからないトレードが増えてしまいます。なんなら、あなたの心身の不健康に”ダブルパンチを”食らわせてくる恐れすらあります。
最後に、この二つを天秤にかけてどちらを取るかという、心身の健康を賭けたトレードをしているという意識を持つことを、5つ目の考察として締めたいと思います。
お跡がよろしいようで。
【FXドル円】トレード週間収益が1万円を超えたので、トレードルールを公開します
こんにちは。 ひがし です。
今回は、『週間収益1万円時点でのトレードルール公開』
について書いていきます。
私の頭の中、覗いていってください。
トレードルールに対する私の考え
FXで利益をあげることにおいて、最も重要視していることの一つが『トレードルール』です。初心者⇒中級者⇒上級者といった成長過程が仮にあるのだとしたら、その成長基盤がまさしくトレードルールです。改善するにも、改善する対象が明確でなければどうしようもないですよね。「何となく上がりそう」「何となく下がりそう」という理由でエントリーを続ける初心者の大半が、間もなくして退場させられていることを見れば、それは明らかであると思います。
とにかく何でも良いので、トレードルールを一つ作ってみましょう。”ダブルボトム”や”三角保ち合い”などのフォーメーション分析、移動平均線のゴールデンクロスやデッドクロスといったテクニカル分析。本当に何でも良いと思います。
ちなみに頭のカタい私の場合は、「とにかく値動きを観察し続けること」からはじまりました。フォーメーション分析やテクニカル分析は見た目とてもシンプルで取っつきやすいのですが、幼少期のなぜなぜ病を引きずる私は「いやなんで?」ってなってしまったからです。
例えば、MACDのゴールデンクロスがあったら、上に値動きが起きるというテクニカル手法があります。とてもシンプルですね。でも、これなぜ上がるの?というこれまたシンプルな問いに答えられる人って、実はそんなに多くないのではないでしょうか。私はよく分かっていません。れいか に解釈してもらって、噛み砕いた説明を聞く予定です。
話を戻して、ここで言いたかったのは、自分が信頼できるルールが望ましいということです。トレードとメンタルの密接な関係については、これまでも記事にしてきましたが、無視することができません。特に、初めのうちはなおさらです。
トレードは、トレードルールを改善すると同時に、自分を信頼することでもあるというのが私の持論です。優位なポジションを持っていても、自分を信じられずに不安な状態では、利益を得るどころか、損を負う恐れすらあります。
前置きが長くなりましたが、信頼できるトレードルールをつくることが大切だと思うお話でした。とはいえ、「何でも良いと言われるのが一番困る」というみなさまの気持ち、よく分かります。というわけで今回は、参考までに私のトレードルールのいくつかをご紹介したいと思います。
<本題>トレード週間収益が1万円を超えたので、トレードルールを公開します
その1.前日高値と前日安値はチャートに線引きする
どの通貨ペアでも共通して意識されやすいのが、前日高値/安値です。もっと細かく見ると、東京時間・欧州時間・NY時間それぞれの高値/安値も意識されると思います。こうしたその日のトレンドや通貨の特性に左右されないものは、ルールに取り入れるべきだと言えるでしょう。
線引きをしたあとの使い方ですが、まずは値動きを観ながらどれぐらい意識されているかを確認します。何度か値動きがそこできれいに止まったら、意識されている証拠です。それが確認できたら、エントリー/利確/損切りいずれかのポイントとして指値設定します。
その2.一日のエントリー方向は原則一方向に、ダウ理論で決める
エントリーの方向は「買い」と「売り」のどちらかしかありません。これを決めるために、様々な手法を用いてトレンドを判断します。私の場合は、一時間足ドル円チャートでのダウ理論をもとにエントリー方向を決めています。ダウ理論についての説明は今回文字数の都合上割愛させてもらいます。調べるとたくさん出てくると思います。このブログでも後々紹介するかもしれません!
ダウ理論に基づくと、「一度できたトレンドは継続する」ので、一日という短い期間でのエントリー方向は原則一方向で統一するということになります。「原則」と書いたのは、大きなイベント等で一日の中でトレンド転換が起こるイレギュラーを除外するためです。基本は一方向という認識です。慣れてくると、往復する形でどちらでも入れるのかもしれませんが、ひとまずそれは上級者テクニックだと思っています。
その3.エントリーポイントは「引き付ける」
勝率を最重要視する私にとって、エントリーポイントはトレードで最も重要です。なぜなら、そこで勝敗が決するからです。利確と損切りという決済の時点では、すでに勝敗が決しており、どれだけ勝てるか、あるいは敗けるかを決めるのみです。
つまりここでは、慎重になってなりすぎることはありません。「ここまで来たらさすがに利益取れるでしょ」というところまで辛抱強く引き付けることを大切にしています。チャートを見ていたら、じれったくなる気持ちもとても分かります。正直、私もこらえきれずにエントリーしたこと、何度もあります。それでも、本来は待って待って、待つべきです。
エントリーできずに収支がプラマイゼロか、じれてエントリーしてマイナスだったら、前者のほうが明らかに良いです。
その4.「計画的ナンピン」とは?
他の記事でもちょこちょこ使っているフレーズ「計画的ナンピン」。これもまた私のトレードルールの一つです。ナンピンは一般的に、ハイリスクハイリターンの危険な手法とされていると思います。気づいたらロット数が膨大になっており、損失も拡大していて手に負えない...という事態を招くからです。
私もナンピンのリスクについてよく理解したうえで、主に上記3つのルールにのっとって判断をしています。基本的にナンピンするときは、逆張りしたいけど、どこで動き出すか分からないときだと思います。ドカンとくるポイントを逃したくないという気持ちが、トレーダーをナンピンへと誘います。
将来的にはナンピンせずにトレンドに乗っかりたいのですが、今のうちはこの3つのルールを遵守しながらやっていきます。どれも重要なのですが、最も重要なのは2つ目の「資金管理」でしょうか。どこまで追うのか、何回ナンピンできるのか、ロットのバランスは適切か、これらを準備せずに入ってしまうと、「苦しいナンピン」が続いてしまうのでご注意を...。
例えば、証拠金が50万円、ドル円が110円、ロット数が1、レバレッジが25倍のときを考えてみます。
1ロットに必要な証拠金は、110*1*10,000/25=44,000円です。証拠金をフルに使うとすると、500,000/44,000=11.4となります。
つまり、ロット数1のままであれば、最大約11回ナンピンすることができます。実際には110円という相場が値動きしているので、あくまで、おおよその最大回数になります。
こんな感じで、計画的によく確認してエントリーする必要があります。くれぐれも気をつけましょう。私もちょっとヒヤヒヤします。
その5.エントリー前に利確/損切り目標は決める
敗けは敗けと認める。これが最も難しいことだと思います。
エントリー前に目安をつけておくことは、スムーズに敗北を認めるのに有効な手段の一つです。ずるずると引きずってしまう前に、潔く撤退してまた利益を目指しましょう。
終わりに:あくまで参考までに...
実はトレードルールについては不定期にアップしているトレード日記の中で、紹介しています。節目を迎えた今回に、一記事にまとめさせてもらいました。これからも不定期に更新していくのでぜひチェックをお願いします。
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fx-couple-no-susume.hatenablog.com
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冒頭に書いた通り、トレードルールは「自分が最も信頼できるもの」を作り上げるべきだというのが私の持論です。私のトレードルールが何か特別なものというわけでは決してありません。あくまで、参考までに有効なものを批判的に取り入れてもらえたら幸いです!
週間収益1万円を達成したので、『どんな人がFXに向いているか』について考えてみる
こんにちは。 ひがし です。
今回は『どんな人がFXに向いているか』
について書いていきます。
週間収益1万円を達成し、改めて考えてみます。
改めて考えてみる
去年の6月からFXの勉強をはじめて、今年の1月からリアルトレードを開始。最初のスタートから約8カ月、リアルトレード開始から約1カ月が経過しようとしております。成績がどうなっているかというと、先週2月3日~の週間収益が1万円に到達しました。昨日にはその振り返り記事を更新しているので、まだ読んでいないよという方はぜひチェックをお願いします。
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fx-couple-no-susume.hatenablog.com
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自分で言うのもおこがましいのですが、「収益」という定量的な面から切り取ると成長著しい状態にあると思います。日ごろから考えていることや重要だと感じたこと、共有する価値のあることは、このブログを通じて発信しているつもりなので、特別何か新しいことを試みるつもりはありません。ですが、せっかくこうした節目と良い状態を迎えているので、FX界隈の一般的な議論について再考してみるのもよいかなと思っています。少なくとも以前の「駆け出し勉強中のド初心者」の肩書きで書くよりは、それなりの説得力と経験をもって書けそうなので。
で、何について書くかと考えたときにぱっと最初に浮かんだのが、今回の『FXに向いている人』というテーマでした。
<本題>週間収益1万円を達成したので、『どんな人がFXに向いているか』について考えてみる
実は、以前ちょっとだけ書いたことあります。
そうなんです。実はこのテーマ、以前の記事で一度ちらっとだけですが、触れたことがあるんです。それが、『FX初心者の9割は初年度に強制退場する』という通説に対する考察記事です。
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fx-couple-no-susume.hatenablog.com
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かなり初期の記事で、旧テーマに沿ったライティングになっているので、物理的な読みづらさがあるかもしれません...。ぼちぼちリライトしていくので少々お待ちください。決して内容がガラッと変わるわけではないので、気になる方はぜひ今のうちにどうぞ。
読みづらくてかなわん...という方のために、簡単にこの記事で書いた『どんな人がFXに向いているか』を要約すると、「自分の感情(マインド)をコントロールできる人」です。前提として、FXとは自分で構築したトレードルールを改善し続けることで利益を上げるものだという持論があります。じゃあ、どんな人が自分のトレードルールを改善し続けられるの?という問いに対する回答こそが、「自分の感情をコントロールできる人」にあたります。一言で書いてしまっているので、すごくすごく深い根底部分で共通する必要な要素をあらわしていますね。
とりあえず、昔の自分には賛成
ひとまず、昔の自分に対してどう思うかというと、賛成ですね。この考えは今でも変わっておらず、そもそも自分の感情をうまくコントロールできなければ、継続的に利益を上げることは難しいと思います。
ただ、前項の最後にモヤッと書いたのですが、これではまだあまりに大前提すぎます。どういうことかと言うと、ここでいう自分の感情をコントロールできる人って、例えば「値動きがなくてもイライラしない人」とか「他の人が全く別の相場観でも楽天的な人」とか、本当に広範囲の人たちを指してしまっています。そういう人たちの共通点として一括りに書こうとすると、確かにそうなってしまうのですが、今回はもう少し具体的に考えていきたいと思います。
その1.いろいろな値動きパターンを想定できる『妄想力のある人』
「備えあれば憂いなし」という、ことわざがありますよね。故人の言う通りで、トレードにおいても自分の理想的な値動きとは別に、起こりうるパターンを妄想できる人は、強いと思います。そのパターンの数だけ、想定外を減らせるからです。
自分がトレードをしていて、敗けるパターンの一つが想定外の値動きがあったときです。FXに限ったことではなく、想定外のことが起こると人は、冷静な判断ができなくなってしまいます。これにより、本来得られたはずの利益を逃したり、損切りすべきところで決済できずに損失を拡大したりといった悲劇が起こってしまいます。当然、自分の理想的な値動き1パターンのみでエントリーしたときは、それが起こりやすいです。
起こりうるパターンを洗い出して、それぞれにどう対応するかを考えておければ、例え損失を出してしまったとしても、損を最小限にとどめて次につなげることができますよね。こうした意味において、妄想力は一つの適性であると感じました。
その2.周りの意見に流されない『批判的な人』
相場は常に一方向にむかって動き続けるわけではありません。仮にそこに強いトレンドがあったとしても、反対勢力からの抵抗を受けて、波打ちながらトレンド方向へ動いていきます。これは紛れもない事実ですよね。一瞬でもチャートを見たことのある人であれば、満場一致でうなずいてもらえるはずです。
では、この事実が意味していることは何でしょうか。それは、同じ相場でも「買いのチャンス」と「売りのチャンス」、どちらもあるということです。もっと言えば、買い目線のトレーダーと売り目線のトレーダーが併存することは当然であり、どちらかが間違っているということもない、ということです。もちろん、テクニカルやファンダメンタルズといった分析を一切しない、無根拠の目線は極端な例として除外されます。(何やってもいい、ということではないよということです。)
他の人の意見に惑わされる必要はない、ということにつながるのですが、ここで注意してほしいのは、「”聞かん坊”が良いというわけではない」ということです。そうではなくて、あの人はこう考えていて、この人はこう考えている、という事実をまず受け入れて、じゃあ自分は?という批判的な思考が必要だと主張したいのです。
私が完璧にできているわけでは決してないので少し難しいのですが、とにかく最後は自分で考えるということが重要なのだと感じています。
その3.自分に満足しない『貪欲な人』
これは「無限に儲かりたい」という経済的な貪欲さとは少し異なります。どちらかというと「もっと上を目指したい」という原始的な向上心に近いです。
約8カ月間チャートを眺め続けてきて感じたことは、「相場は生き物」は事実だということでした。通貨の強弱とか、世界情勢とか、経済ニュースとか、その時々によって有効な対応が全く異なるのです。
これが貪欲な人にどう結びつくのよ!というと、つまり一生通用するトレードルールは存在しないからこそ、常に改善が必要なのです。今日よりも明日、明日よりも明後日で相場の変化にあわせてトレードルールも変化させられる人こそ、継続した利益を生み出せるのだと思います。
今日の利益に満足して、明日もこのままと思ってのぞんだら損失が...みたいなことが当然として起こりうる世界に、私たちトレーダーは身を置いています。
終わりに:『企業が求める人物像』みたいになった
いかがでしたでしょうか。以前の記事で書いた通り、こうした人間像には、これから身に着けていける範囲と、これまでの人生でしか身に着けられない範囲があります。あくまで私の持論ですが、人の性格とか価値観といったものは、そう簡単に変えられるものではありません。それでも、理想を目指す姿勢をやめたらすべてが止まってしまいます。なので、継続的な努力が金だと思います。私はそう信じます。
ところで、書いてきた人間像を見返してみたら、『企業が求める人物像』みたいになってませんか?リスクヘッジができて、率先した提案ができて、向上心が強い人。完璧なサラリーマンかな?
どこにいても有効な能力とか、求められる力とか、理想的な人物像とかって同じだったりします。重要なのは、どこでそれを発揮できるか、あるいは発揮したいかということだと思います。
私の場合、社会でカラカラに枯れるまで発揮するぐらいなら、自分らしさに使いたいなあと、思います。
【ご報告】FXトレードの週間収益が1万円に到達しました
こんにちは。 ひがし です。
今回は、『トレード週間収益1万円到達のご報告と振り返り』
について書いていきます。
初月収益1万円達成の翌週に達成した秘訣を書きます!
またまたうれしい
先日リアル口座でのトレード初月収益が1万円に到達した記事を出し、早々に今度は何だという話かもしれませんが、これも一つの節目ということで記事として残してみます。初月収益1万円達成時の記事から読みたいという方は、コチラから!
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fx-couple-no-susume.hatenablog.com
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前回の記事では、学習開始→自分なりに考える→さらに情報収集→デモトレード→試行錯誤という、これまでの振り返りをしています。さらに文字数の制約もあるので、中でも重要だと感じたポイントに絞って紹介をしました。
内容てんこ盛りの前回の記事に比べると、今回の記事はそこからあまり期間も経っていないので、振り返りの内容も少なくなってしまうので、趣向を変えて別の観点から書ければと思っております!
<本題>FXトレードの週間収益が1万円に到達しました
というわけで早速本題です。タイトルの通り、初月収益1万円に加えてこのたび、週間収益1万円を達成することができました。本当にあっという間で、2月の初週に達成することができました。念のため注釈を入れておきたいのですが、EAツールを使用したシステムトレードではなく、裁量トレードによるものになります。
1.週間収益1万円達成の全トレードを公開
【サマリ】 総収益:+17,560 勝率:29戦20勝9敗(69.0%)
・2月3日(+3,980)
108.542S ⇒ 108.575決済 -330
108.561S ⇒ 108.549決済 +120
108.548S ⇒ 108.549決済 -10
108.568S ⇒ 108.559決済 +90
108.546S ⇒ 108.505決済 +410
108.687S ⇒ 108.501決済 +3,720
108.594S ⇒ 108.588決済 +60
108.499L ⇒ 108.501決済 +20
108.486S ⇒ 108.496決済 -100
・2月4日(+6,180)
108.775S ⇒ 108.700決済 -1,500
108.728S ⇒ 108.715決済 +260
108.746S ⇒ 108.715決済 +620
108.682S ⇒ 108.593決済 +1,780
108.750S ⇒ 108.593決済 +3,140
108.694S ⇒ 108.664決済 +300
108.717S ⇒ 108.691決済 +520
108.689S ⇒ 108.691決済 -40
108.745S ⇒ 108.742決済 +60
108.843S ⇒ 108.811決済 +640
109.190S ⇒ 109.170決済 +400
・2月5日(+3,100)
109.227S ⇒ 109.223決済 +80
109.311S ⇒ 109.361決済 -1,000
109.350S ⇒ 109.361決済 -220
109.423L ⇒ 109.410決済 -260
109.353L ⇒ 109.696決済 +6,860
109.721L ⇒ 109.603決済 -2,360
・2月6日(+960)
109.827L ⇒ 109.875決済 +960
・2月7日(+3,340)
109.845L ⇒ 109.875決済 +600
109.738L ⇒ 109.875決済 +2,740
※獲得Pipsと損益が一致していないところは複数ロットでエントリーしています
2.振り返り
(1)プロトレーダーでも難しかった先週のドル円相場
全取引公開が済んだところで、先週のドル円相場と私のトレードを個人的に振り返ってみようと思います。先週のドル円相場をひと言で表すとするならば「難しい」が最適なのではないかと思うほどに、読みづらい展開が続きました。
というのも、雇用統計をはじめとする種々の経済指標発表、米大統領選運動開始、コロナウイルスリスクと先の読めない材料が多かったことが原因でしょう。110円台を目前に見据えた相場の現状も含めて、売りと買いの両者が全く異なる相場観でトレードをしていたのではないかと思います。
その難しさの一つの証拠として、私がSNS上でフォローさせていただいているプロ(専業)トレーダーの方々ですら、難しく読みづらいとつぶやいていました。
(2)勝率にこだわったトレード理論を体現できた
そんな難しい相場においても、一万円という一つの大台にのせられたということは自分にとって大きな自信になりました。私はこれまでFXに関するある程度の知識をつけてから現在に至るまで、一貫して勝率を最重要視するトレードを志し続けてきました。この個人的信念を基盤としてトレードルールの構築と改善に努めてきました。
そしてそれが目に見える形で確認できたことが今週のトレードで最大の成果だったと感じています。具体的に書くと、勝率を最重要視したトレードが体現できれば、収益はロット数に依存するだけになるという考えです。トレード履歴からも分かる通り、今週のトレードでは先月と比較して複数ロットでの取引が増えています。優位性が高いと判断したトレードでロットを増やすことによって、利益を最大化することができたといえます。
マインドセットという観点からは、ロットを増やすときには最大限の注意を払わなければ、本来の自分のトレードができなくなってしまうというリスクがあります。今週はその点も考慮しながら、場面を選んでロット数を調整できたことも、信念にのっとったトレードだったと評価したいです。
(3)利確Pipsを増やせるようになってきた
利益を最大化できたという点で、もう一つ評価したいのが、利確Pipsを増やせるようになってきたことです。勝率を最重要視する私にとって、獲得Pips数は二の次という位置づけでした。そのため、含み益が出ている状況で確実に「勝ち」をつかむための早めの利確がかなり多かったのです。もちろん、損をするか得をするかという五分五分の勝負だと判断した際には、欲張らずに利確することが今でも正しいと思っています。
が、そうではなくて本来もっと利益を伸ばせるはずの手前で利確をしてしまうこともあったのです。これに気づいて、冷静にどこまでこのトレンドが続きそうか、いくらぐらいまではいったん伸びそうか、を考えて利確目標をシャープに建てられたことが、この成果につながったのだと思います。
(4)素直に敗けを認められるようになってきた
もう一点、トレード履歴を見て分かることが大きな損失も出しているということではないでしょうか。分かりやすく分類すると、少額のマイナスはポジション調整によるもので、多額のマイナスは急な値動きによるものです。
以前の私であれば、こうした想定外の値動きを目の当たりにすると、決断しきれずにじわじわとポジションを持ち越してしまうことがほとんどでした。とはいえ、含み損を抱えた状態でのトレードは成績も健やかにならないことは、デモトレードで学習済みだったので、徐々に改善しはじめています。
あわせて、エントリーのタイミングで利確目標や損切り目安をシャープにできているということも、この改善につながっています。想定外と想定内の範囲を定めておくことで、「想定外のことが起きたら、自分の手には負えないから損切り」というシンプルな考えが効果的に機能しているように感じます。また、損切りでポジションを整理して改めてエントリーしなおした結果が、プラスにつながったという事実も、これからのより一層の改善につながると思います。
(5)ファンダメンタルズ要素の急な値動きではトレンドに基づく判断も必要
一方で、反省点としては「急な値動きへの冷静な対応」があげられます。相場の世界では、日常で突発的に起こるニュースによる急な値動きが往々にして起こります。こうしたファンダメンタルズ要素による値動きがあったときは、もちろん先ほどの話で言うと「想定外」に該当するので損切りが定石だと思うのですが、ここにもう少し「判断」が伴ってもよいかなと個人的には考えています。
具体的に先週の出来事をあげて書いてみます。先週はコロナウイルスの報道による急な値動きが何度かありました。その中の一つに、「ワクチンの開発成功を否定する報道」があったと思います。このときドル円相場は円買いに動き、私は買いで持っていたポジションを損切りしています。ですが振り返って考えると、ニュースを特定してからポジションをどうするか考えるという過程を通れれば、ホールドという選択肢もあったと思いました。トレンドとは逆方向の値動きかつ、一時的な報道に過ぎなかったためです。
このように、一度ニュースを確認⇒トレンドを確認⇒損切り判断という過程でポジション整理できれば、不要な損切りを増やせると考えています。コロナウイルスを中心とする相場はしばらく続きそうなので、今後の課題としたいです。
終わりに:さらに上を目指します
一週間という短い期間ではありましたが、かなり学びが多い”濃い”一週間でした。文字に起こしてみて、結果的にかなりの文字数になっていたことに自分でも驚いています。
以前の初月収益1万円達成の記事では次の目標に向かってまた歩みだす旨を書きましたが、今回の成果は通過点として考えています。まだ次の目標には到達できていません。正直なところ、私たちの目標はあくまで脱サラであって、億万長者になりたいとか、好きなものを好きなだけ買いたいとか、そういう願望はありません。ですが、上を目指し続けることが、トレードの改善につながることもまた事実なので、最大の目標に到達するまでは、上を目指し続けてがんばろうと思います。
そしてこれからも、このブログにその成長の軌跡を残し続けようと思っています!